ウェビナーを録画する2つの方法と、それぞれに対応したおすすめツールの紹介|コラム|ABCアットビジネスセンター   

ウェビナーを録画する2つの方法と、それぞれに対応したおすすめツールの紹介

テレワーク化が進むビジネスシーンにおいて、徐々に広まりを見せているのが、ウェビナーという新しいセミナーの形です。何かを習いたい、講義を受けたいと思ったときに、スマートフォンやパソコンで簡単に講義を受けられるようになりました。

今回の記事では、ウェビナーを録画する方法と、録画におすすめのツールについてご紹介します。

そもそもウェビナーとは

まずは、ウェビナーの定義と2つの配信方式について説明します。

ウェビナーとは

ウェビナーとは、「ウェブ(Web)」と「セミナー(Seminar)」の2つの言葉を組み合わせた造語であり、オンラインで受講するセミナーのことを意味します。ウェビナーという言葉の代わりに、「ウェブセミナー」「オンラインセミナー」「ネットセミナー」「eラーニング」などと呼ばれることもあります。

ウェビナーの場合、パソコンやスマートフォンを使って講義を受けられるのが大きなメリットです。

ウェビナーの2つの配信方式

ウェビナーには「リアルタイム配信」と「録画配信」の2種類の配信方式があります。

①リアルタイム配信
リアルタイム配信の場合は、決められた配信時間に合わせて動画を視聴します。この配信方式は、ニュース配信や現場中継、ディスカッション、商品の販売など、ライブ感が求められる内容に向いています。

リアルタイム配信のメリットとしては、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションできることが挙げられます。一方、自分の都合に合わせて早送りや一時停止ができないこと、通信環境のエラーなどによって視聴できないことがある点がデメリットです。

②録画配信
録画配信とは、配信者がセミナーをあらかじめ録画しておき、それを配信する方式のことです。教育系の学習コンテンツや商品・サービスの説明などに使われます。

録画配信であれば、早送りや一時停止ができるため、配信期間中であればいつでも視聴可能です。ただし、視聴者とリアルタイムでやり取りするのは難しいため、コメント機能やメールなどを併用してやり取りする必要があります。また、動画編集に時間がかかる点もデメリットといえます。

ウェビナーの録画配信における主催者側のメリット

ウェビナーの録画配信は、動画を編集する手間がかかるものの、一度作ってしまえば後々あらゆるシーンで活用することができます。

また、オンラインでの録画配信であれば、ウェビナーの利用料金だけで配信が行えるのも大きなメリットです。オフラインセミナーのように、参加者の人数に合わせて会場を用意する必要もありません。

参観者もリアルタイム配信を録画することがおすすめ

リアルタイム配信のウェビナーであっても、できれば配信内容を録画しておくことをおすすめします。「途中で用事が入ってしまった」「聞き取れない箇所があった」という場合でも、録画をしておけばより安心です。気になるところ、一度で理解できなかったところを何度も視聴すれば、より理解を深めることができるでしょう。

ウェビナーを録画する2つの方法【①録画機能を搭載した配信ツールで直接録画する方法】

ウェビナーの配信ツールにはさまざまな種類がありますが、その中でも録画機能を搭載しているものがおすすめです。以下で、代表的なウェビナーの配信ツールをご紹介します。

主催者側・参加者側に録画機能があるツール

・Zoom
ローカル保存、クラウド保存が可能で、YouTubeへのアップロード、メール添付も簡単に行えます。ただし、参加者が録画するには、主催者の許可が必要です。

・Google Meet
録画ファイルはGoogleドライブに保存され、共有やダウンロードが可能です。参加者は、主催者が録画を許可した場合のみ録画できます。

主催者側に録画機能があるツール

・コクリポ
主催者はウェビナーの配信後、録画データをダウンロード可能です。作成されたウェビナー動画は、YouTubeや自身のWEBサイトで再配信できます。

・ネクプロ
ウェビナー動画のオンデマンド配信により、動画を資産として活用できます。企画やライブ配信のサポート、分析レポートなどサービスが充実しています。

・Adobe Connect
ウェビナーの録画が容量無制限で行えます。配信したウェビナーを全部録画して、いらない部分だけをカットすることも可能です。動画のローカル保存・ダウンロードにも対応しています。

ウェビナーを録画する2つの方法【②パソコンの画面自体を保存する方法】

配信ツールに録画機能がない場合は、パソコン画面を直接保存してみましょう。以下のソフトを使って、画面録画が可能です。


代表的な配信ツール

・ShowMore
画面録画ができるだけでなく、テキストや図形などを画面に組み込めます。独自のクラウドストレージにウェビナー動画をアップロードできるのが大きな強みです。

・FonePaw PC画面録画
パソコンの画面を時間制限なしで録画・録音できます。FacebookやYouTubeなどのプラットフォームにアップロードすることも可能です。

・FlashBack Express
パソコンの画面をキャプチャしたり、ウェブカメラの映像やサウンドを記録したりすることができます。クリップ作成やトリミング、音楽の追加など動画の加工も可能です。YouTubeへのアップロード、ファイルのダウンロードに対応しています。

・フリーオンラインPC画面録画ソフト
ブラウザで動くため、簡単に起動ができるソフトです。パソコンになるべくソフトを入れたくない人におすすめです(※起動ツールのインストールのみ必要となります)。

パソコンの画面を保存する際の注意点

動画はテキストや写真と比べて、データ容量が大きくなりやすいものです。パソコンでウェビナーを録画保存する際には、ストレージ容量に余裕があることを確かめてから行いましょう。

また、鮮明な画質で見たいからといって、必要以上に高画質で録画してしまうと容量オーバーとなってしまいます。特にウェビナー配信は長時間のものが多いため、十分に注意しておきましょう。

パソコンの処理能力が低いと途切れてしまう可能性

ウェビナー録画には、処理能力の十分なパソコンが必要です。パソコンのスペック不足で動画の処理が追いつかなくなると、配信が途切れがちになることもあります。

ウェビナー録画を行う場合、ウェビナーの視聴と録画ソフトの処理が同時に行われます。ウェビナーの視聴と録画を安定して行うために、処理能力に余裕のあるパソコンを用意しておきましょう。

まとめ

インターネット通信の高速化により、テキストや写真だけでなく、動画を使ってのコミュニケーションやコンテンツ提供が盛んに行われるようになりました。このような流れの中で、ウェビナーという新しいセミナーの形が徐々に浸透しつつあります。

オンラインで視聴できるウェビナーだからこそ、リアルタイム配信を録画して何度も見返したいところ。ウェビナーの内容について理解をさらに深めるため、今回ご紹介した録画ツールをぜひ活用してみてください。

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